2001年03月22日 |
電気化学、バイオ法「ヒアルロン酸」医薬向け好調 |
中外製薬の『スベニール』販売目標早くもクリア |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:中外製薬、電気化学工業 |
電気化学工業がバイオ技術で開発したヒアルロン酸が中外製薬の関節リュウマチ薬『スベニール』の原体として使われ、売り上げ好調だ。中外製薬では昨年8月の発売開始以来、3月末までの約半年間に17億円の売り上げを見込んでいたが、1月末には早くも目標をクリア「2月と3月分の売り上げが目標のプラス分になる」と喜んでいる。 電気化学工業はStreptococcus equi変異株を使った発酵法でヒアルロン酸の量産化に成功したが、分子量が190万と、従来品に比べて約2倍高く、生体そのもののもつ分子量に非常に近いのが特徴。 このため痛みを和らげる効果が大きく既存のヒアルロン酸ナトリウム製剤と異なり変形性膝関節症、肩関節周囲炎だけでなく、初めて慢性関節リュウマチにも適応が認められた。 中外製薬では「2001年度の売り上げ目標を上方修正して60億円と見込んでいるが達成は十分可能。ピークには100億円いくと思う」と話している。 |