2010年08月05日
台湾で「国際太陽光発電 展示会」 10月26日から3日間 台北
【カテゴリー】:海外(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:なし

太陽光発電(PV)の普及に注力する台湾が今年も10月26日から28日まで、台北で台湾国際太陽光発電フォーラム・展示会(PV台湾2010)を開く。台湾経済部国際貿易局が主催、台湾貿易センター(TAITRA)が運営する。

太陽電池で世界の生産量をみると、09年は中国が4,676メガワットでシェア38%、次いでドイツが1,850メガワット、15%で1、2を占める。第3位の日本は1,544メガワット12.5%、台湾は1,503メガワット、12.2%。マレーシアが784.5メガワット6.4%、米国547.2メガワット4.4%と続く。

4位の台湾までで世界シェアの約80%を占めている。台湾のサプライチェーンはポリシリコン/素材6社、Siインゴット&ウエハー10社、PVセル29社、PVモジュール19社、PVシステム&製品40社を数え、ビジネスパートナーを求めるチャンスとなる。

TAITRAでは昨年の「PV台湾2009」に出展社236社、ブース500小間、入場者1万1,000人余(うち海外1,400人)を記録しており、今年はブース630小間、入場者1万2,000人余が見込まれるとしている。09年の海外からの入場者は中国307人、日本180人、米国179人、香港83人、韓国71人など。

台湾政府は、再生可能エネルギー法や新グリーンエネルギー産業プログラムを成立させており、とくに太陽光発電産業に重点を置いている。2015年までにPV産業は4,500億台湾ドルを生み出すと見込む。

フォーラムではFirst Solar、Suntech、Q-Cells,MOTECHなどの首脳が特別講演する。市場展開、最新技術動向についても関係者のスピーチが行われる。

世界のPVメーカーのトップ10は米国のFirst Solar、中国のSuntech、日本のシャープ、ドイツのQ-Cells、中国のYingi、同LA Solar、京セラ、中国のTirna Solar、米国のSunpower、台湾のGintech。

この「PV台湾2010」に並行して台北で台湾国際グリーン産業見本市(TIGIS)が開かれる。風力発電、燃料電池、LED照明、電気自動車、リサイクル、対汚染性能、エコ建材、水処理、海洋深層水利用技術を対象としたもので、昨年は150社が出展、1万人(うち外国から415人)が入場した。

また、今年からアジア太平洋電協電力産業見本市(CEPSI)が始まる。東アジア西太平洋電力協会を基盤とした会合。19カ国の会員が参加し、2年に一度、会議と見本市が開催される。アジア太平洋地域の電力産業のリーダーの参加が見込まれている。

問い合わせはTAITRA東京事務所(陳英顕所長) TEL:03-3514-4700、FAX:03-3514-4707。