2010年08月05日 |
住友ベーク、南通にフェノール樹脂成形材料工場、12月着工 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友ベークライト |
住友ベークライトは中国でのフェノール樹脂成形材料の需要が急増加に対応するため、今年12月、江蘇省南通市にある子会社、南通住友電木有限公司のフェノール樹脂工場に隣接して樹脂成形材料年産7,200トンの新工場建設に着手する。 中国では自動車の軽量化とともに、金属代替部材としてピストン・リングやモーターボックス、クーラー吹き出し口、灰皿など多くの部品に耐熱性に優れた同樹脂が使用されるようになった。 このため同社は現地供給体制を強化することにした。7,200トンの新工場完成は2011年秋で、試運転の後2012年1月から本格稼動するが、引き続き第2期計画として半年後に3,600トン、さらに半年後の2013年初には第3期増設計画として3,600トン設備の建設に入る計画。総投資額は28億円。新工場は原料のレジンから一貫体制で生産できる強みを持つとしている。 |