2010年08月10日 |
日揮・第1四半期 減収益 「見通し」には明るさ |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:日揮 |
日揮が10日発表した第1四半期(4−6月)連結決算は、中東地域など産油、産ガス国における投資環境悪化の影響を受けて前年同期比減収益となった。 しかし昨年末以降、原油価格に回復の動きが見られ、プラントコストにも下げ止まり感が出るなど、中東、北アフリカ地域などには再び大型石油・天然ガス関連プロジェクトが出はじめている。電力や水の需要拡大に伴い安価な天然ガスを原料とする発電・造水プラント建設の動きも高まっている。 日揮グループの第1四半期末の受注残高は、契約金額の修正・変更および為替変動による修正を加えて、連結ベース9,860億円(単体受注9,510億円)。「通期の売上高目標からいって、ちょうど2年分の仕事を抱えていることになります」と同社ではいっている。今後はインドなど新興国での水やバイオエタノールなど、インフラビジネスの拡大に努める。 【日揮・第1四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )前年同期比増減率% ◇売上高 72,514(△15.9) ◇営業利益 6,932(△3.0) ◇経常利益 5,177(△29.2) ◇当期純利益 3,031(△22.5) ◇1株当たり純利益 11.99(15.47円) <2011年3月期・通期(連結)予想> ◇売上高 500,000(20.7) ◇営業利益 47,000(12.1) ◇経常利益 49,000(20.0) ◇当期純利益 33,000(21.7) ◇1株当たり純利益 130.56円 |