2010年08月10日
NEDO、「革新的セメント製造プロセス基盤技術開発」を公募
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、セメント製造業の競争力強化につながる革新的省エネ技術を確立するため「革新的セメント製造プロセス基盤技術開発」プロジェクトの第1期(平成22〜24年度)研究開発企業等の公募を開始した。公募締め切りは9月10日。NEDOでは、説明会を17日13時30分に川崎市幸区のミューザ川崎セントラルタワー16階で開催する。

セメント製造業は、エネルギー多消費型産業であり、1970年頃から省エネ技術の導入が進められてきたが、更なる省エネ化・低炭素化が求められている。とくに鉱化剤や融剤による焼成温度低下技術に加え、焼成プロセスを解析するシミューション技術や焼成中のキルンの内部状況の計測技術を用いての鉱物組成の変更や焼成プロセスの高度化などにより、セメント製造におけるエネルギー消費の8〜9割を占めるクリンカ焼成工程の焼成温度低下などが可能になると指摘されている。

NEDOはこのように今回、焼成温度低下または焼成時間短縮を主とする革新的なセメント製造プロセスの基盤技術開発の提案を公募するもの。問い合わせは、NEDOのエネルギー対策推進部/shouene@nedo.go.jp まで。