2010年08月20日
中国漢方薬の輸出14.6億ドル、生産量の約20%に
【カテゴリー】:海外
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中国国家漢方医薬管理局によると、国の漢方薬企業が国際市場進出へのテンポを早めた結果、09年の輸出は14.6億ドルになった。中国の漢方薬生産額は現在6,500億ドル弱(120万トン)、10年後にはこの4倍に増えるとみている。

漢方薬をはじめとする伝統医薬の発展を図るため世界保健機構(WHO)では、戦略、政策、基準などを発表している。このため漢方薬の疾患にたいする効果と特色が多くの国から認められつつある。漢方薬は新たな発展のチャンスを迎えているといえるようだ。

漢方薬はこれまで、診断技術や科学的分析結果が明確でないなどの点が指摘されてきたが、先に心臓病治療薬の「復方旦参適丸」が米FDAの第2相臨床試験に合格しており、こうしたことが今後の発展につながるとの見方がつよい。