2010年08月23日

旭化成クラレメディカル、延岡市に最先端基盤材料研究所新設へ

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：旭化成メディカル、旭化成クラレメディカル

旭化成クラレメディカル（本社：東京都千代田区、吉田安幸社長）と旭化成メディカル（本社：社長同）の両社は23日、宮崎県延岡市に基盤材料研究所の建設を決めたと発表した。 両社が既存事業領域において蓄積・保有する医療用中空糸・吸着材関連技術と、生体適合性評価・解析技術等の融合と高度化を目指した研究開発を行うもので、今年11月に着工し、2011年6月完成の予定。投資額約16億円。 【新研究所建設の概要】 （1）名 称　 基盤材料研究所 （2）立 地　 宮崎県延岡市（岡富地区内） （3）工 期　 2010年11月〜2011年6月 （4）投資額　 約16億円 両社は中核技術である医療材料技術分野で、今後さらに積極的な資源投入を行い、革新的な血液医療システム及び次世代バイオプロセスの開発・普及を図っていく方針。 その一環として、新研究所には透析事業、アフェレシス（血液浄化）事業、セパセル事業、プラノバ事業の既存4 事業の材料関連研究機能を集約し、相分離技術、構造制御技術、化学修飾技術等の共通技術の融合と高度化を推進する。 これにより、透析膜、吸着器、ウイルス除去膜等の次世代製品開発を加速させるとともに、生体適合性評価や生物学的評価、物理化学的評価等の評価及び解析技術を強化し、新研究所を“世界最先端の医療材料研究拠点”としていく方針である。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1282541325.pdf