2010年08月26日 |
中国商務部、日本原産の輸入クロロプレンゴムのダンピング税率を引き上げ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:昭和電工、電気化学工業、東ソー |
中国商務部は8月25日、公告49号を出し、日本原産の輸入クロロプレンゴムのダンピング税率の変更を発表した。 商務部は2005年5月に、日本・米国・EU原産の輸入クロロプレンゴムのダンピングを認定した。 日本メーカーのダンピング税率は以下の通りであった。 1、電気化学 3% 2、東ソー 2% 3、その他 151% 2009年6月に重慶長寿化工と山西合成ゴムが商務部に対し、日本原産のクロロプレンゴムのダンピング幅が拡大しているとして、ダンピング税率の見直しを申請した。 これを受け、商務部は同年8月に税率の見直し調査を開始した。 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=27334 今回、この調査をもとに、税率の変更を行ったもの。 新しい税率は以下の通りで、電気化学、東ソー品の税率は大幅にアップした。 昭和電工については「その他」扱いで実質輸出不可能な税率であったが、今回両社の2倍程度の税率となった。 1、電気化学 9.9% (当初3%) 2、東ソー 10.2% (当初2%) 3、昭和電工 20.8% (当初151%) 4、その他 43.9% (当初151%) なお、日本・米国・EU原産の輸入クロロプレンゴムのダンピング課税は本年5月に5年の期間を終了したが、商務部は5月9日に公告25号を出し、延長の再審査を開始している。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=28968 |