2010年08月31日
7月の鉱工業生産指数、化学工業2カ月ぶりに上昇
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産指数・速報値(2005年=100、季節調整済み)は、前月比0.3%上昇の95.3と、2カ月ぶりの上昇となった。鉱工業生産予測によると8月、9月とも上昇を予測、このため「総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移しているものの、足踏みの動きもみられる」との基調判断を据え置いた。

出荷指数は0.1%低下の96.58、在庫指数は1.5%上昇の108.3だった。

業種別にみると、一般機械工業、化学工業(除・医薬品)、パルプ・紙・加工品工業等が上昇し、鉄鋼業、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業等が低下した。

化学工業(除・医薬品)は生産指数が前月比2.0%上昇の92.2、出荷指数2.5%上昇の90.0、在庫指数は0.2%上昇の95.4だった。在庫率は1.1%低下の106.9となった。生産、出荷とも2カ月ぶりの上昇となった。

プラスチック製品工業は生産指数が0.9%低下の89.0、出荷指数0.2%上昇の89.4、在庫指数1.8%低下の91.3だった。在庫率は0.9%低下の100.4となった。生産は3カ月連続のマイナス、出荷は2カ月ぶりのプラスだった。