2010年09月02日 |
BP、マレーシアのエチレン、ポリエチレンJV持分をペトロナスに売却 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
メキシコ湾原油流出事故の対策のため資産を売却しているBPは1日、マレーシアのエチレン、ポリエチレンJVの持分をペトロナスに売却することで合意したと発表した。 売却するのはマレーシアのケルテにある下記の両社のBPの持分。 1) Ethylene Malaysia 出資:ペトロナス 72.5%、BP 15%、出光興産 12.5% 能力:エチレン 440千トン 2)Polyethylene Malaysia 出資:ペトロナス 40%、BP 60% 能力:HDPE/LLDPE 318千トン なお、このエチレンは他に、ペトロナスのVinyl Chloride(M) のVCM(400千トン)/PVC(150千トン)向けと、パシールグダンの出光SM(出光とペトロナスのJV)のSM(220千トン)向けにも供給されている。 出光はこのSMを使用し、独自にPSを生産している。 契約ではペトロナスはBPに現金で363百万ドルを支払う。 BPは、この地域は同社にとり重要だが、この両社は実質的にペトロナスの事業であり、売却するとしている。 BPはマレーシアで、クアンタンにPTA 600千トンと、ペトロナスとのJV(BP 70%)でケルテに酢酸 560千トンのプラントを保有しており、他に潤滑油プラントも持っている。 |