2010年09月02日
デュポンとシノペック、北京でEVAの生産を開始
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:デュポン、SINOPEC

デュポンとシノペックは両社のJVがこのたび北京でEVAの生産を開始したことを明らかにした。

JV名はBeijing Huamei Polymer(北京華美聚合物公司)で2007年9月に設立された。

シノペックが55%、デュポンが45%出資し、シノペックの北京燕化石油化工(旧称 燕山石化)の構内でデュポンの最新の技術を使用して建設を進めていた。年産能力は60千トン。
当初は2008年のスタートの予定であった。

製品はデュポンが同社のElvaxの商標で中国国内で販売する。

なお、デュポンは8月17日、中国化工集団公司(ChemChina)の子会社である中昊晨光化工研究院との間で、中国におけるフッ素ゴムおよびプリコンパウンドの製造と販売を行う折半出資の合弁事業設立について同意書を交わした。

上海に新しく建設するプリコンパウンド工場も含め、2011年後半から事業を開始する予定。

デュポンは1980年代央に中国に進出、現在では子会社、JVで35のプラントを有し、5500名を雇用している。
化学品、農薬、食品・栄養品、電子、繊維、自動車用品など多岐にわたる。
現在、中国での総投資額は7億ドルを超えている。