2010年09月06日
江蘇省宜興に中国技術のLED工場 「黄色基盤に青色発光ダイオード」
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

江蘇省宜興市に白色LED(発光ダイオード)の大型工場が建設される。江蘇北極皓天科技有限公司が建設するもので、来年5月に第1期工事が完成する。

同技術は黄色の発光基盤に青色発光ダイオードで白色をつくる照明技術。清華大学集積光電学重点実験室と共同開発した。

投資額は第1期(2011年5月完成)3.5億元、総額8.5億元を計上している。中国では照明用を中心に需要が急速に伸びており、ことし1,500億元の生産が予想されている。

中国としてはLEDの川上のチップ生産の特許技術が少ないとして、研究開発に力を入れている。特に半導体(発光ダイオード)照明は今後、急速な伸びが期待されるとみて、第出力チップの生産に重点を置いている。

09年の世界のLED生産(164億ドル)は日本47%、台湾16%、中国10%、韓国3%でアジア系が76%を占めている。このほか米国14%、欧州10%といったところ。このうち台湾、韓国の追い上げが激しいが、中国でも積極的な設備投資がみられる。