2001年03月19日 |
「燃料電池協議会」発足、会長に西室東芝会長 |
86社が参加“次世代エネルギー”に挑戦 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭化成、旭硝子、新日鐵化学、住友化学、住友ベークライト、東芝、東レ、トヨタ自動車、松下電器産業、三菱ガス化学 |
新エネルギー財団は19日、東京都内のホテルで「燃料電池実用化推進協議会」の設立総会と記念パーティを開いた。 燃料電池は環境特性や省エネ効果にすぐれた次世代エネルギーとして期待されているが、コストや技術、市場環境整備などの課題をかかえている。このため産官学一体となって戦略的にこれらの課題に取り組む。電力、石油、ガス、自動車、電機、化学など広い分野から86社が参加、早期実用化に向けチャレンジする。 会長には西室泰三東芝会長、副会長には鈴木孝男日石三菱副社長、三木弼一松下電器産業常務、山口靖之東京瓦斯副社長、渡邊浩之トヨタ自動車常務の4氏を選出。規約や組織、運営方針を決めた。 このあとパーティに移り、西室会長は「私たちは省エネも大事だが、新しいエネルギーソースを開発していく責務を負っている。研究成果が上がるよう全力をつくしたい」と挨拶。来賓を代表して平沼赳夫経済産業大臣が「日本は科学技術創造立国。燃料電池市場は2010年1兆円、2020年には8兆円規模になるといわれている。新しいエネルギーの中核として世界に冠たる技術を確立してほしい」と激励の言葉を贈った。 なお、化学関連では旭化成、旭硝子、新日鐵化学、住友化学工業、住友ベークライト、積水化学、東レ、三菱ガス化学などの各社が同協会に参加。 |