2010年09月06日 |
ダイセル化学の皮膚感作性安全試験法、日本初ガイドライン収載 |
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:ダイセル化学 |
ダイセル化学工業は6日、同社が開発した汎用化学品の皮膚感作性を簡便に検出する方法であるLLNA-DA法が、日本オリジナルの安全性試験(代替法)として、日本で初めてOECDガイドラインに収載されたと発表した。 LLNA-DA法は、感作性物質より誘導されるリンパ球の増殖の指標としてATP(アデノシン三リン酸)の測定を利用した評価手法。近年では、LLNA]法が開発され、世界的に普及しているが、ラジオアイソトープ(RI)実験区域を持たない施設では利用できないのが大きなネックとなっていた。 そこでダイセル化学では、RIを用いない新しいLLNA法として、ATPを指標としたLLNA-DA法を開発し、2004年に日本動物実験代替法学会に有用性の評価を依頼した。 有効性が確認されたため、厚生労働省からOECDへ新規試験法として申請が行われ、このほどOECDテストガイドライン442Aとして採択された。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1283762181.doc |