2010年09月07日 |
NEDOと豪州クイーンズランド州政府、水資源供給システム実証研究で合意 |
【カテゴリー】:行政/団体(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と豪州クイーンズランド州政府インフラ・計画省は、水資源供給システムの実証研究を実施することで合意、覚書を締結した。 具体的には、豪州における分散型水資源供給システム事業「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」で、同州「フィッツギボン住宅開発地域」(人口約4000人)において、雨水の水源化に関する実証研究を行う。 実施するのは、NEDOの委託を受けたJFEエンジニアリングと野村総合研究所の2社。期間は2010年から2014年。 実証研究は、例えば「屋根雨水を原水とした上水化の実証研究」では、主に除濁を目的としたMF膜処理を中心に日量200立法メートルの規模で実施する計画である。また「中水処理した路面雨水を原水とした上水化の実証研究」では、中水化の更なる高度処理を目的としたRO膜処理を行い、日量30立法メートル規模のパイロットスケールで実施する計画である。 さらに、州政府の関係機関とともに、屋根雨水の上水利用に向けたガイドラインの整備にも取り組むことにしている。 |