2010年09月14日
8月のPS国内出荷、1年6カ月ぶりに5万トン割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会が14日発表したポリスチレン(PS)の8月の生産出荷実績によると、生産は5万6,658トン、前年同月比11%減で4カ月連続のマイナスとなった。昨年と同じくプラントの定修はなかった。

国内出荷は、不需要期ということもあり低調だが、さらに輸入品の増加もあって4万9,807トン、同16%減で昨年2月以来1年6か月ぶりに5万トン割れとなった。用途別にみると、電機・工業用が1万764トン、同8%減で昨年10月以来のマイナスとなり、フォームスチレン(FS)用も1万1,314トン、同1%減で昨年8月以来のマイナスとなった。このほか、包装用は2万2,519トン、同19%減で4カ月連続のマイナス、雑貨・産業用は5,210トン、同38%減で6カ月連続のマイナスである。

輸出は前月並みの2,457トン、同37%減である。国内出荷、輸出ともに減少したため、出荷合計は5万2,264トン、同17%減となった。

一方、スチレンモノマー(SM)の8月生産出荷実績をみると、生産出荷とも2カ月ぶりに前年割れとなった。こうした中で、ABS向けと合成ゴム向けの国内出荷が好調で、とくにABS向けは今年最高となった。


ニュースリリース参照
○スチレンモノマー生産出荷実績表
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1284446843.pdf

○スチレンモノマー用途別実績表
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1284446843.pdf

○ポリスチレン生産出荷実績表
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1284446843.pdf

○ポリスチレン用途別実績表
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1284446843.pdf