2010年09月15日 |
東セロ、新高機能フィルム「エルスマート」を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東セロ、プライムポリマー |
東セロ(本社:東京都中央区、宮脇良治社長)は15日、グループ企業であるプライムポリマーの原料樹脂をベースに、バリア性や強度に優れた高機能フィルム「エルスマート」を開発、発売開始したと発表した。 プライムポリマーのメタロセン直鎖状低密度ポリエチレン「エボリュー」を原料樹脂とし、独自技術でフィルム加工した。 シーラント(注)フィルムとした場合、従来のL-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムと比較して、バリア性が飛躍的に向上するほか、剛性・耐ピンホール性・易カット性もそれぞれ約2倍アップする。 高い剛性を持つため、包装材として大幅な薄肉化が可能となり、幅広い用途展開ができる。このため同社は食品包装用のほか工業用フィルム分野にも用途を拡大していく方針で、3年後の2014年には40億円の売上を目指す。 <用語の解説> ■シーラントとは : 包装材の内面に接着層として使用されるフィルムのこと。包装材はそれぞれ機能の異なるフィルムを複数ラミネート(積層)して使用することが多く、シーラントは、フィルムを袋状にする際に、外側からの加熱・圧力によって溶融しフィルム同士を接着する役割を担う。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1284516910.pdf |