2010年09月17日
アジレント、高度変調信号解析向けに光変調アナライザの機能を拡張
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:アジレント・テクノロジー

アジレント・テクノロジー(本社・東京都八王子市、梅島正明社長)は17日、振幅変調および位相変調光信号の詳細な解析向けに、時間ドメインの光変調アナライザ「Agilent N4391 光変調アナライザ」の機能を拡張し、60ギガ・ボーまでの高度変調信号の解析に対応できるようにしたと発表した。

インターネットの普及に伴い、インターネット上を流れるデータ量も増えつつあり、毎秒10ギガビットが一般的なデータ伝送レートは、数年のうちの同100ギガビットまで高まることが見込まれている。

毎秒100ギガビットの通信の場合、冗長データのため128ギガビットの伝送レートが必要になる場合がある。この変調解析には、少なくとも20ギガヘルツ帯域の4チャンネルのオシロスコープが必要となる。そこで同社は4月に発売した最大32ギガヘルツ帯域のオシロスコープを2台組み合わせることで実現している。

販売価格は、既存のオシロスコープの機能拡張の場合、約2400万円から、新規購入の場合は約7000万円から。出荷開始は11月の予定。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1284702282.pdf