2010年09月21日
瀋陽市が国際ソフトパークの投資・誘致説明会 
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

遼寧省の省都・瀋陽市はこのほど東京で、曾雄・市委員会書記ら訪日代表団が「国際ソフトウエアパーク」の投資説明会を開いた。同市は今年4月に瀋陽経済区が国家級の新型工業化総合改革模範区に承認されたのを機会に、域内の同パークへの企業誘致を図っている。

瀋陽国際ソフトウエアパーク(趙久宏董事長)は市の南側、渾南新城区にあり、桃仙国際空港に近接している。
 
工業用ソフトウエア研究とソフトウエアサービスを中心に、5〜7年で世界1流の基地を建設する計画。すでに工業、交通、エネルギー、電信、電力、金融、社会保険、医療、アニメなど30余りの業種が存在している。

中心の昂立情報パークは09年に年商30億元を超えている。ソフトウエアの輸出額では5,000万ドル超、従業員が約6,000人。外資企業は141社、日系は東芝、三菱UFJ銀行、鹿島など。

瀋陽は中国東北地方の最大の中心地。交通網が発達し、高速鉄道の新瀋陽南駅に隣接している。

市では同パークの優位性として、瀋陽経済区は約2,500万人の人口をもち、大学100校が毎年4〜5万人の卒業生を出していること、13の国家級企業技術センターがあり、約62万人の専門技術者がいることなどを挙げている。