2010年09月28日 |
日揮、インドネシアに低品位炭から石油代替燃料の実証プラント |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:日揮 |
日揮は、インドネシアのシナルマス・グループ(Sinarmas Group)と共同で、同国の低品位炭を原料として石油代替燃料を製造する実証プラントの建設を開始したと27日発表した。 ジャカルタ郊外のカラワン地区に低品位炭を原料とする石油代替燃料(JGC Coal Fuel)を製造する年産1万トン規模の実証プラント建設に着手した。 低品位炭を高圧熱水により改質させた後、液体状のスラリー燃料に加工する日揮の独自技術を採用する。25日にプラント起工式を行った。完成は2011年10月末の予定。 インドネシアは、人口が世界第4位(2億3,760万人)と多く経済発展も順調だが、国内の原油生産量は減少傾向にあり、2004年以降は輸入国に転じている。 このため、一次エネルギー源を石油から石炭へシフトしつつあるが、国内炭の約8割を占める低品位炭の有効活用が現在大きな課題となっている。 |