2010年09月29日
JBA、バイオインダストリー協会賞など合同授与式を開催
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会
協会賞の植田充美教授(中央)と原田宏会長(右)

バイオインダストリー協会(JBA)は29日、横浜市のパシフィコ横浜で「バイオインダストリー協会賞・発酵と代謝研究奨励金・化学素材研究開発振興財団記念基金グラント研究奨励金合同授与式」を開催した。

JBAの原田宏会長は「バイオインダストリー協会賞は有馬啓記念賞からスタートして今年で13回目を迎えた。バイオ分野のみならず、社会科学など活躍分野は幅広い分野にわたっている」と讃えた。今年は「細胞表層工学の開発とバイオテクノロジーへの展開」で功績が認められた京都大学大学院農学研究科の植田充美教授が表彰された。

発酵と代謝研究奨励金は、「酒類発酵における酵母ミトコンドリアの存在意義の解明とその育種への応用」で北垣浩志・佐賀大学農学部准教授、「微生物工業組合を活用する機能性水酸化アミノ酸の生産」で日比慎・京都大学大学院農学研究科産業微生物学講座特定助教、「天然物合成を指向した生合成遺伝子の異種発現によるシンセティックバイオテクノロジーの確立」の渡辺賢二・静岡県立大学大学院薬学研究科准教授の3氏。

化学素材研究開発振興財団記念基金グラント研究奨励金は、「ナノ微粒子の新規ナノバイオイメージング分析法への応用」で平修・北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科助教、「内在性増殖因子受容体の細胞内動態解析のための選択的小分子蛍光ラベル化試薬の開発」で築地真也・長岡技術大学産学融合トップランナー養成センター特任准教授、「ビタミンB12補酵素関与ジオールデヒドラターゼとその再活性化蛋白質を用いる高機能性繊維ポリトリメチレンテレフタレートの原料の酵素的生産」で森光一・岡山大学大学院自然科学研究科助教の3氏。