2010年09月29日

三菱樹脂、中国でPETフィルム事業大規模展開

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：三菱樹脂

三菱樹脂は29日、フラットパネルディスプレイ(FPD)向けを中心に光学用ポリエステルフィルムの需要伸長が見込まれる中国に製造販売子会社を設立し、同事業の拡大を目指すと発表した。また日本には投資子会社を設置することも決めた。 FPD 向けの光学用ポリエステルフィルムは、薄型テレビの販売台数の増加や画面の大型化に伴い、需要伸長が続いている。とくに中国では、2012年までに液晶パネルメーカーの新工場が順次立ち上がる予定で、需要はさらに拡大が予想されている。 このため同社は、日本に投資子会社、また中国(江蘇省蘇州市)に製造販売子会社を設立し、現地に世界最大級となる年間2万トン強の光学用ポリエステルフィルム生産ラインを2系列、計45,000トンの工場を新設する。 総投資額(設備の建設資金、運転資金等)は、約240億円の予定。製造販売子会社の売上高は、2系列稼動後に約200 億円/年を見込む。 【中国の製造販売子会社の概要(予定)】 (1)名称 未定 (2)所在地 中国 江蘇省蘇州市 (3)代表者 未定 (4)資本金 84億円 (5)出資比率 下記新設投資子会社100%子会社 (6)設立時期 2011年1月 (7)設備能力 合計4万5千トン/年(2系列合計) (8)営業運転開始 2013年4月(第1 系列)　2015年4月(第2 系列) 【投資子会社の概要(予定)】 (1)名称 未定 (2)所在地 東京都中央区 (3)代表者 未定 (4)資本金　 85 億円 (5)出資比率 三菱樹脂100% (6)設立時期　 2010年10月 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1285749562.pdf