2010年09月30日 |
8月の鉱工業指数「弱含み」に下方修正、化学は1.0%上昇 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省が30日発表した8月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)速報値によると、生産は前月比0.3%低下の94.5、出荷は0.5%低下の96.0、在庫0.7%上昇の97.4、在庫率は0.9%低下の107.2だった。生産は3カ月連続の低下となった。 製造工業生産予測調査によると、9月、10月とも低下を予測しており、基調判断を前月までの「「総じてみれば、持ち直しの動きで推移している」から「総じてみれば、生産は横ばい傾向となっており、先行きついては弱含んでいる」に下方修正した。 業種別に見ると、生産は一般機械工業、鉄鋼業などが低下し、電気機械工業、プラスチック製品、化学工業(除、医薬品)などが上昇した。 化学工業(除、医薬品)の生産指数は前月比1.0%上昇の93.1、出荷は2.3%上昇の92.1、在庫0.0%の95.4、在庫率は3.9%低下の102.6だった。生産、出荷とも2カ月連続の上昇。 プラスチック製品工業は生産が前月比3.0%上昇の91.7、出荷1.4%上昇の91.2、在庫0.8%上昇の92.2、在庫率0.2%上昇の103.9だった。生産の上昇は4カ月ぶり、出荷の前月比プラスは2カ月連続となる。 |