2010年10月05日
三井化学、湖南石化と合弁で韓国にPP触媒プラントを新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は5日、韓国でポリプロピレン触媒事業を展開するため、湖南石油化学と合弁会社を設立し、生産プラントを新設すると発表した。

三井化学は、オレフィン系を中心に独自の触媒技術を開発し、各種製品の生産に活かしてきた。また触媒自体の製造・販売をコア事業の一つに位置づけ積極的に拡大を図ってきた。

一方、湖南石化は、韓国のPP大手メーカーで、今後の競争力強化のためにもPP触媒の自社工場用地内での生産が必要としていた。

両社協議した結果、新会社「湖南三井化学」を設立し、湖南石化・麗水工場内に生産プラントを新設することで一致した。

プラントの規模や投資額は非公開。運転開始は2013年4月の予定。三井化学は外販による市場拡大を目指す。

【合弁会社及びプラントの概要】
◇新会社の社名 湖南三井化学株式会社(Honam Mitsui Chemicals, Inc.)
◇事業内容 三井化学及び湖南石化からのPP触媒の受託生産
◇所在地 本社:韓国Yeosu  プラント:同所 湖南石化第3工場内
◇資本金 18,500千ドル(約16億円)
◇出資比率 三井化学50%、湖南石化50%
◇採用技術 三井化学のPP触媒製造技術
◇プラント着工(予定) :2011年12月
◇営業運転開始(予定):2013年 4月

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1286264183.pdf