2010年10月06日 |
協和キリン、ルンドベック社に「パーキンソン病治療薬」ライセンス |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:協和発酵キリン |
協和発酵キリンは5日、ルンドベック(本社:デンマーク・コペンハーゲン、ウルフ・ウインバアーグ・CEO)との間で、同日付で協和キリンの「アデノシンA2a拮抗剤・KW-6356」の開発・販売に関するライセンス供与を締結したと発表した。 「KW-6356」は、アデノシンA2a受容体(中枢神経系に存在し運動機能の調節に関与している受容体)に高い親和性を有し、同受容体の働きを選択的に拮抗するという新規の作用機序を有するため、パーキンソン病を含む様々な疾患の治療に期待されている。 ルンドベック社は、中枢神経系(CNS)治療薬で50年以上の実績を持つ製薬会社である。同社には、日本・アジア地域を除く全世界でのKW-6356の独占的実施権が許諾される。 これに伴い協和キリンは同社から、契約一時金および開発マイルストンを受け取るとともに、売り上げに応じたロイヤリティを受け取る権利を得る。 なお、協和キリンのKW-6356は現在、前臨床段階にある。 |