2010年10月06日
日化協、「化学人材育成プログラム(仮称)」創設
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

日化協では来年度から新たに「人材育成プログラム」を創設する。化学産業の将来の発展ために、国際競争力や技術力の強化に大きな役割を担う“次世代の人材”を育てていこうというもので、今年4月の「化学ビジョン研究会報告」にもその必要性が盛り込まれた。

構想によると、同協会はまず「化学人材育成プログラム(仮称)」を創設するとともに産・学で構成する「協議会」を立ち上げる。

協議会は広く大学院化学系専攻科(博士後期課程)を対象に、支援を希望する院生を公募・選定する。対象となった院生には一定期間(原則3年間)月額20万円(予定)の奨学金を贈るなどの支援事業を行う。

選考に当たっては、特定分野における「専門性」やマネジメント能力、グローバル感覚、リーダーシップ能力などを重視する意向である。

日化協では、同プログラム検討会を中心に、今後の運営方針などについての具体案をまとめる。