2010年10月07日
中国商務省、アウトソーシングサービス業が急増みせる
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中国商務省によると同国のアウトソーシングサービス産業が6月以降、急速に伸びている。今年1—5月の対前年比増が1,105社、従業員18万2,00人だったのに対し、1ー7月では1,855社、35万1,000人に急増したとしている。

従業員は増加した35万1,000人のうち、大卒者が22万3,000人を占めている。

また全国のアウトソーシングサービス引受額は、72.8%増の82.8億ドル、うちオフショア・アウトソーシングサービス業は66.4%増の61.1億ドルとなっている。

09年、アウトソーシングサービス業は契約実行額が100億ドルを超えた。企業は8,000社余り、新規就業者が約70万人に及んでいる。

外需が急減した中でのこうした伸びは、中国国内の外資企業を含むサービス業やハイエンド製造業、研究開発段階の進展などが影響している。

また、EU向けのオフショア・アウトソーシングサービスも堅調となっている。中国政府はアウトソーシングサービス業の発展を重視し、財政、金融、租税、労働、通信、人材育成などで支援策を講じている。