2010年10月07日 | |
藤吉・日化協会長、2人のノーベル化学賞受賞に喜びのコメント | |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
|
日本化学工業協会の藤吉建二会長(三井化学会長)は7日、2011年のノーベル化学賞受賞が、北海道大学名誉教授の鈴木章氏と米パデュー大学特別教授の根岸英一氏に決まったことを喜び、「化学がいかに重要な学問であり、社会に貢献しているかの理解を得る機会になった」と、次の通りコメントした。 ■鈴木章氏、根岸英一氏ノーベル化学賞受賞に対する祝辞コメント 鈴木章・北海道大学名誉教授と根岸英一・米パデュー大学特別教授のお二人が、このたびそろってノーベル化学賞を受賞されることになったのは、誠に喜ばしいことであり、心からお祝い申し上げます。 2008年の下村脩 米ボストン大学名誉教授に続き、日本人7人目となる快挙で、有機化学合成の研究分野における日本の水準の高さが改めて示されたと思います。また、両氏が開発されたクロスカップリング 反応は、化学産業において実際に医薬品や農薬、液晶素材等の製造に 活用されており、豊かで快適な現代生活を支える大きな力となっています。 今回の受賞は、化学がいかに重要な学問であり社会に貢献しているか理解を得るとともに、一般の方々により身近に感じてもらえるよい機会でもあります。来年は世界化学年でもあり、今後も両氏に続き、多くの若い研究者が粘り強く研究に挑戦し、大きな成果を挙げられることを心から望んでいます。 |