2010年10月13日
太陽光発電の設備容量が急増 中国 
【カテゴリー】:海外
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中国の太陽電池産業が急速に伸びている。中国科学技術省によると、今後2年間に実施される「金太陽モデル事業」によって、640MW(メガワット)を達成、10年後の2020年には2万MWに及ぶとみている。

中国の太陽光発電は08年末までに200万KW、世界市場の30%に達し、すでに世界第1位の規模になっている。
薄膜太陽電池が主力で、国土の3分の2が日照時間2,200時間を超え、年間の太陽照射熱量が1平方メートル当たり5,000メガジュール以上となる自然環境に恵まれている。

財政省、科学技術省、国家エネルギ—局が合同で昨年夏に発表した「金太陽モデル事業実施に関する通知」では、財政補助、科学技術支援、市場拡大などの総合的な振興策をとることにしており、太陽光発電の産業化と規模の拡大がすすみつつある。

中国ではクリーンエネルギーの開発に力を入れ、風力発電でも09年末に2万5,000キロワット能力に達している。5年連続で伸び率が毎年100%を超えている。2020年には1.2億〜1.5億キロワットに達するとの見方もある。