2010年10月14日
「機能性食品・化粧品ビジネスマッチング札幌」前回実績を大きく上回る
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

北海道経済産業局は、道内バイオ企業にとって最大の課題である販路の開拓・拡大を支援するため、9月に北海道バイオ産業クラスター・フォーラムとともに「機能性食品・化粧品ビジネスマッチングin札幌」を開催したが、その開催結果をまとめた。

このイベントは、素材開発、サプリ、化粧品製造企業などの「売りたい企業」と、ドラッグストアや通販会社、商社など「買いたい企業」との“BtoB商談会”で、機能性食品・化粧品に特化したマッチング商談会としては全国唯一のものである。

調査結果によると、参加企業数は101社で前回の1.3倍、商談件数は417件で同1.2倍、当日の成約件数が87件で同1.4倍、参加者数461人、同1.1倍で、いずれも前回を大きく上回り過去3回の開催で最大となった。

参加企業は、北海道から沖縄まで全国から101社にのぼった。このうち「売りたい企業」が57社、「買いたい企業」が31社、「売り買い双方を求める企業」が13社だった。(このうち北海道からは、「売りたい」38社、「買いたい」15社)、「売り買い双方」7社の合計60社が参加した)

商談件数は417件で、具体的な商談要望に基づいて事務局が事前に設定した商談が312件、「展示会」「交流会」での自由商談は105件だった。商談では、事前に相手のプロフィールを把握して臨む企業が多く、当日の成約件数は前回の1.4倍の87件に達した。

具体的な成約事例として、白樺を主原料に採取した木酢液で製造した消臭・除菌液の製造販売、道産素材を使用した化粧品の製造販売—の2事例を公表した。