2001年03月15日
宇部興産、子会社のアルミホイール生産累計1,500万本達成
需要好調、米国に次ぎカナダに第3拠点計画も
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産

 宇部興産は15日、グループのアルミホイール製造会社「株式会社ユーモールド」(本社、山口県宇部市、宇都木幸太郎社長)の生産が順調で、1987年の生産開始いらい累計で1,500万本の生産を達成したと発表した。この数字は国内乗用車用アルミホイールの1年間の生産数量に相当する。
 同社は1987年1月に設立、鋳造機1台、年産能力25万本の生産体制だった。当初は主に米国GM社のキャデラック向けに生産していた。91年には第2の生産拠点として北米に工場を建設、現地日系自動車メーカー向けを含め生産能力を拡大してきた。その後さらに同社のスクイズホイールの優位性(高強度、軽量など)が認められ需要は年率20%の伸びを示し、1995年から2000年までの5年間に生産量は2倍に達した。
 宇部の工場では現在ロータリー鋳造機8号を増設工事中だが完成すると単一工場としてはわが国最大の年産240万本の生産能力となる。
 宇部興産では北米に次ぎカナダにも第3の生産拠点建設計画を進めている。