2010年10月18日 |
三菱ガス化学、耐熱バイオベースポリアミド樹脂開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
三菱ガス化学(MGC)は18日、植物由来の原料を使用した高耐熱ポリアミド樹脂を開発したため、市場開拓を開始すると発表した。 同樹脂は、分子の結晶性を高めることで高い耐熱性を実現する一方、融点を300℃以下に抑え、良好な成形加工性を維持している。 耐熱温度に優れていることから、LED周辺部材、鉛フリーハンダを必要とする電気・電子部品、自動車のエンジン周辺部材などの用途への販売が期待される。 原料の50%以上に植物由来の化合物を使用しており、国内ではバイオマスプラスチックに分類される。 MGCはポリアミド樹脂として現在MXナイロンを生産販売している。新潟工場と米国現地法人であるMGCアドヴァンスドポリマーズ(ヴァージニア州)に合わせて年産約2万5000トンの生産設備を有し、主に食品包装材料用途と成形材料用途に販売している。 今回開発した高耐熱ポリアミド樹脂も、将来的には両工場を含む複数拠点で生産を行う予定。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1287382296.pdf |