2010年10月22日
NEDO、「有害化学物質代替技術開発の優先課題」で公募開始
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は22日、「有害化学物質代替技術開発に係る国際的な動向を踏まえた優先課題の把握」についての公募を開始した。

欧州REACH(化学物質の登録、評価、認可及び制限規則)やRoHS指令(電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州指令)での規制追加対象物質の動向、TSCA(米国有害化学規制法)における米国環境庁の動向、さらには道標となるべき相場観をもって有害性代替物質の開発の着手しなければ、開発したものがすぐさま規制対象となり無駄になりかねない。そのため、道標となるガイドラインの策定を行う必要がある。

今回の調査では、主に欧米の最新規制動向を調査し、「有害化学物質代替等技術開発」プロジェクトで優先的に取り組むべき石油精製物質やその機能を向上させるために混合する又は反応させる化学物質等に係る課題及び当該有害化学物質を把握・整理するとともにガイドラインを作成する。

これらの結果は、「有害化学物質代替等技術開発」の実施内容の見直し等、運営・管理及び事業者等の化学物質規制の今後の動向や有害性評価の検討などに活用する。

公募説明会は28日10時30分からミューザ川崎セントラルタワー(川崎市幸区)16階で開催する。

問い合わせ先は、環境部(FAX:044-520-5253)。