2010年10月22日

中外製薬・第3四半期決算　最終利益31％減、280億円

【カテゴリー】：人事/決算 【関連企業・団体】：中外製薬

中外製薬が22日発表したした10年度第3四半期（1月−9月）連結決算は、売上高、利益とも前年同期を下回り最終利益は同31％減益の280億円となった。 新型インフルエンザの流行が早期に沈静化したため、抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」の売上高（158億円）が前年比71.2％減少した。 がん領域では非小細胞肺がんを追加適応症として承認された抗ヒト化モノクローナル抗体「アバスチン」や、同じく適応範囲の拡大が認められた抗悪性腫瘍剤「ゼローダ」などが順調。骨・関節領域の「アクテムラ」も売上を伸ばした。通期予想を修正した。 【中外製薬・第3四半期（連結）決算】単位：百万円 （　）前年同期比増減率％ ◇売上高　　　　　276,076（△10.9） ◇営業利益　　　　45,129（△23.2） ◇経常利益　　　　44,258（△33.0） ◇当期純利益　　　28,053（△31.4） ◇1株当たり純利益　　51.55円（75.07円） ＜10年12月期・通期（連結）予想＞単位：百万円 （　）前年回予想 ◇売上高　　　　　395,800（418,500） ◇営業利益　　　　70,000（70,000） ◇経常利益　　　　68,700（70,500） ◇当期純利益　　　43,000（44,000） ◇1株当たり純利益　　79.02円（80.85円）