2010年10月25日 |
カネカ、マレーシアのモデファイヤー工場1.5倍に拡大 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは25日、マレーシアの100%子会社、カネカマレーシア社(高木龍一社長)がモディファイヤー(塩ビ樹脂改質剤)「カネエース」(商品名)の生産能力を、現有年産20,000トンから30,000トンに大幅拡大することを決めたと発表した。設備投資額は約15億円で、2012年春稼動開始の予定。 塩ビ樹脂の需要はこのところ、中国・東南アジア市場に加えてインドや中東市場でも包装、建築材用を中心に拡大しており、モディファイヤーの需要もこれに合わせて増大が続いている。 ASEANが先に中国やインドと自由貿易協定(FTA)を締結したことにより、マレーシアからの輸出に有利性がでてきたことも大幅増強につながったという。 同社の日本、米国、欧州など4拠点を合わせたモディファイヤー生産能力は、今回の増強で20万トン強となる。 <モディファイヤー生産能力> ◇高砂工場 50,000トン ◇カネカベルギー 60,000トン ◇カネカテキサス 63,0000トン ◇カネかマレーシア 30,000トン ◇合計 203,000トン 【カネカマレーシアの概要】 ◇設立 :1995年8月 ◇事業内容 :機能性樹脂の製造・販売 ◇資本金 :94百万マレーシアリンギット ◇代表者 :高木龍一 ◇本社 :マレーシアパハン州 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1287983720.pdf |