2010年10月27日
NEDO、HDDの記録密度を10倍の5テラビットにする原理を確認
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は26日、ハードディスク(HDD)の垂直磁気記録技術の開発に取り組んでいるが、記録密度を現状の約10倍に当たる1平方センチ当たり5テラビット(1テラは1兆)の超高密度化とそれによる大幅なストレージの省電力化が原理的に可能であることを、光・熱・磁気統合シミュレーションによって明らかにしたと発表した。

これは、文部科学省が実施している「次世代大容量ストレージの基本要素技術に関する研究開発」において、東北大学電気通信所が開発した技術とNEDOプロジェクトを組み合わせた磁気記録方式で確認されたものである。

この成果は、29日に東北大学とNEDOの主催で東京・駿河台の中央大学で開催する「次世代大容量省電力ストレージ技術のための革新的技術開発」(中間成果報告会)で報告する。