2010年10月27日

中外製薬、C型慢性肝炎治療薬「ペガシス」効能追加申請

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：中外製薬

中外製薬は26日、厚生労働省に対してC型慢性肝炎治療薬「ペガシス」と、抗ウイルス剤「コペガス」の効能・効果追加の承認申請を行ったと発表した。 C型代償性肝硬変は、ウイルスの感染によって引き起こされる肝臓の慢性的な炎症で、国内の治療法はこれまでインターフェロン単独療法のみであった。このためC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善同様、週一回の投与で治療が可能なペグインターフェロンとリバビリンの併用療法の新たな選択肢が求められている。 同社では、「ペガシス」と「コペガス」の併用療法がアンメットメディカルニーズ（注：治癒までいかなくても改善率を大幅に向上させる薬のこと）の高い「C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」の適応を有する薬剤として、患者に迅速に提供できるよう早期承認に向けて取り組みたいとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1288081154.pdf