2010年10月27日 |
三菱ガス化学、中国のメチルアミン事業でタミンコ社と提携 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:伊藤忠商事、三菱ガス化学 |
菱ガス化学は27日、中国南京市にあるメチルアミン誘導品の子会社「菱天(南京)精細化工有限公司」の保有株式の50%分をベルギーの大手メチルアミン・メーカーである、タミンコ社に譲渡し共同経営していくことで合意したと発表した。 三菱ガス化学は、新潟工場と菱天でメチルアミンとその誘導品を製造しているが、成長著しい中国市場で今後の市場競争に対抗していくには、独自技術と経験を持つ世界トップクラスのメーカーであるタミンコ社と提携した方が得策と判断した。 2012年完工を目指して新プラントを建設する。タミンコ社の技術により、新たにジメチルアミノ・エタノール、モノメチル・ジ・エタノールアミン、モノメチル・アミノエタノールの3製品を追加上市し、ラインアップの充実と経営基盤の強化を図る。 「菱天(南京)精細化工有限公司」は現在、三菱ガス化学80.1%、菱陽商事5%、伊藤忠ケミカルフロンティア10%、伊藤忠商事4.9%と、4社の共同出資会社だが、今回、タミンコ社には4社がそれぞれ50%ずつ株式を譲渡する。資本構成は日本側とタミンコが50:50となる。社名も「特按菱天(南京)精細化工有限公司と変更する予定。 【菱天(南京)精細化工有限公司の概要】 ◇所在地 :中華人民共和国江蘇省南京市六合区南京化学工業園区2B-7-3 ◇資本金 :1,901万米ドル ◇事業内容 :ジメチルアミン、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドの製造・販売 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1288171382.pdf |