2010年11月01日
高橋石化協会長「オフガスも石化原料、課税には絶対反対」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:昭和電工、石油化学工業協会

高橋恭平・石油化学工業協会会長(昭和電工社長)は、石油化学原料のナフサ非課税問題について「原料非課税は国際的に一般化している。国内でも定着化しつつある。しかし最近、法人税減税問題にからめて、その見直し論議がささやかれているが、認めるわけにはいかない」としたうえで、「ナフサでなく、オフガスを課税しようという動きがあるようだが、オフガスも石化原料であり課税している国は皆無だ。課税には絶対に反対である」と強い口調で述べた。

とくに「石化産業は、加工産業の裾野が広く中小企業も多い。原料課税による国際競争力喪失はわが国の経済や雇用問題に大きな影響を与える」と強調した。

これは、29日の昭和電工社長交代記者会見の場で高橋社長が「石化協会長として」と断わった上で発言した。