2010年11月01日 |
TEC、ブラジル向けに日量12万バレルの洋上原油処理設備を受注 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング |
東洋エンジニアリング(TEC)は1日、三井海洋開発と共同でブラジルの国営石油会社から浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備(FPSO)に搭載する日量12万バレルの船上処理設備を受注したと発表した。受注金額は非公開。 受注したFPSO設備は、同国の国営石油会社、ペトロブラス社向けに納入する。ペトロブラス社(45%)、BG グループ(30%)、レプソール社(25%)の3社コンソーシアムが保有するBM-S-9 ブロックにあるグアラ鉱区の海洋油田開発に使用する。 同設備には、船上で原油中のCO2を分離し再度油田に戻すCO2 回収・貯留技術(CCS) を採用し、地球環境保全に配慮する。 MODEC は、ブラジルで既に6件のFPSO納入実績を持つ世界トップクラスのコントラクターで、TECにとっては同社とのアライアンスによるFPSO 受注は今回で4件目、また同社のブラジル向けプロジェクト実績は26件目となる。 今回は、両社共同でシンガポールにMODEC and TOYO Offshore Production Systems Pte. Ltd.(MTOPS)を設立し、同プロジェクト発注に備えた。 【受注概要】 ◇客先 三井海洋開発(MODEC) ◇受注者 MODEC and TOYO Offshore Production Systems Pte. Ltd.(本社:シンガポール) ◇対象設備 浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備(Floating Production Storage and Offloading FPSO)に関わる日量12万バレルの石油生産能力を持つ船上原油処理設備 ◇係留地 ブラジル、リオデジャネイロ沖合のグアラ鉱区 ◇役務内容 設計、機器資材の調達およびモジュール製作、据付までの一括請負 ◇原油生産開始時期 2013年第1四半期(予定) ニュースリリース参照 ○ブラジル向け洋上原油処理設備を受注内定 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1288584308.pdf ○TOYO Awarded Letter of Intent for Offshore Brazil FPSO utilizing CCS Technology http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1288584308.pdf |