2010年11月02日 |
旭化成・第2四半期、ケミカルや住宅が好調で繊維が黒字転換し大幅増収増益 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成が2日発表した2010年3月期第2四半期(4-9月)連結決算は、営業利益が前年同期比253%増益、経常利益が同295.2%増益と高い伸びとなった。これは、ケミカル、住宅、エレクトロニクスが好調で大幅な増収増益となり、繊維が黒字転換したのが寄与した。医薬は減収増益、医療は増収減益、建材は減収増益だった。 来期の見通しは「不透明な要素が多いが、フル稼働状態のケミカルをはじめ全般に高稼働が見込まれる。当初予想された中東からの製品流入テンポが遅れがちな傾向にあるためだ」(藤原孝二・取締役常務執行役員)とみている。それがアクリロニトリルの海外市況下落の下支えにもなっている。旭化成では下期にナフサ4万5,000円、為替は1ドル80円で予算を立てている。通期の業績予想を上方修正した。 【旭化成・第2四半期(連結)決算】単位:百万円()前年同期比増減率% ◇売上高 764,794(16.1) ◇営業利益 63,521(253.6) ◇経常利益 59,586(295.2) ◇当期純利益 28,464(571.0) ◇1株当たり純利益 20.36円 <次期・通期(連結)業績予想>百万円()前期比増減率% ◇売上高 1,608,000(12.2) ◇営業利益 115,000(99.0) ◇経常利益 110,500(96.0) ◇当期純利益 58,500(131.3) ◇1株当たり純利益 41.84円 |