2010年11月09日
松本油脂・業績予想を修正、円高影響厳しく
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:なし

界面活性剤大手の松本油脂製薬(本社:大阪府八尾市、木村直樹社長)は9日、「円高進行による為替差損が大きい」として、5月14日に公表した10年4−9月期業績予想の修正を発表した。

売上高、営業利益は前回予想を上回るものの、経常利益、当期純利益は減額となる見込み。同社では「アジア向け繊維用薬剤、ゴム成型用薬剤などの販売は好調だったが、円高が進むため、売ったときの値段と入金後円に換金したときの値段の間に差損が生じてしまう」と説明している。

同社の海外売上比率は約40%。中間決算発表日は11月12日。

【松本油脂製薬・第2四半期(連結)業績予想】単位:百万円 ( )前回予想
◇売上高    12,950(12,250)
◇営業利益     770(540)
◇経常利益    560(750)
◇当期純利益    320(455)
◇1株当たり純利益  31.44円(44.69円)