2001年03月13日 |
ボトル用PET樹脂の今年の需要、42万6,000トン |
PETボトル協議会が推定、前年の6.1%増に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
PETボトル協議会はこのほど、ボトル用PET樹脂の昨年の需要実績と今年の需要見通しをまとめた。 それによると、昨年の総出荷数量は、ついに40万トンの大台を超えて前年の8.3%増の40万1,396トンとなった。今年はさらに6.1%増えて42万6,000トンになると予想されている。 昨年の8.3%の伸び率は、プラスチック製品の中では抜群の成長率と言える。しかし同樹脂ならびに同ボトルメーカーの間には、長年にわたって持続してきた年率2ケタの成長が中断したことで落胆する向きが少なくない。メーンの清涼飲料用は9.9%増の33万8,654トンとなっている。清涼飲料用を含む食品用は8.5%の37万8,084トンである。 一方の今年の需要は、成長率こそ鈍化するものの引き続き他のプラスチック製品を大きく上回る伸びを遂げると見られている。全体では6.1%増の42万6,000トンになるとの予想で、このうちの圧倒的多数を占める清涼飲料用は7.8%増の36万5,0000トンになると見られている。 同じ食品用でも、しょうゆ用は横並び、また酒用は5%増にとどまると予想されている。さらに洗剤やシャンプー用などの非食品用にいたってはマイナス成長が避けられないとの判断である。つまりは今年も、専ら清涼飲料向けに集中するかたちで発展を続けることになるとの想定になっているわけで、ついてはリサイクルの拡大に一層力を入れていくことが関係各方面から求められそうだ。 http://www.c-nt.co.jp/data/eco/pet2001d.html">ボトル用PET樹脂需要実績推移及び予測 ※iモードではご覧になることが出来ません。 |