2010年11月17日 | |
日華化学、鹿島コンビナートに界面活性剤新工場が完成 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日華化学 |
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界面活性剤大手の日華化学(本社:福井市、江守康昌社長)は17日、鹿島コンビナート地区に建設中だった非イオン界面活性剤工場の第一期工事が完成し、今月下旬から操業を開始すると発表した。 2008年2月に旭硝子から取得した茨城県神栖市の約5万平方メートルの用地に、非イオン界面活性剤などを製造する年産25,000トン設備の建設を急いでいた。総投資額は約33億円(土地代を含む)。主原料のエチレンオキサイド(EO)やユーティリティは、三菱化学からパイプで供給を受ける。新工場は中国やアセアン向けの供給拠点となる。 第一期工事は当初、2008年10月に着工し10年3月完成の予定だったが、リーマンショックに伴う世界経済減速の影響で計画の見直しを行っていた。 同社は、同工場の完成により鯖江、関東両工場と合わせて国内に3工場、海外に8つのグループ拠点工場を持ったことになるが、引続き計画中の第二期工事(年産能力20000トン)完成後は、関東工場(千葉県旭市)を全面移管する予定。 【鹿島工場・第一期工事の概要】 ・所 在 地 茨城県神栖市東深芝16 番25 号(鹿島コンビナート神之池西部地区) ・土地面積 約50,000 平方メートル(約15,000 坪) ・建物面積 約 2,640 平方メートル(工場・倉庫2棟・管理棟 延床計) ・生産能力 25,000 トン/年 ・生産品目 非イオン界面活性剤等(化学品原料、脱墨剤、洗浄剤等) ・投資金額 約33 億円(建物、設備、土地等合計) ・人 員 16 名 <鹿島工場・第二期工事 建設計画の概要> ・生産能力 20,000 トン/年 ・生産品目 非イオン界面活性剤以外の製品 ・投資金額 約15 億円 ・人 員 完成後 65 名 ・工 期 平成24年中に工事着工(予定) |