2010年11月25日 |
協和キリン、抗体医薬KW-0761の最新臨床結果を12月の米学会で発表 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:協和発酵キリン |
協和発酵キリンは25日、米国フロリダ州オーランドで12月4日から7日まで開催される第52回米国血液学会年次総会(AHS)で、同社が開発中の抗体医薬KW-0761(抗CCR4ヒト化モノクローナル抗体)に関する最新試験結果を報告すると発表した。 KW-0761は、白血球の移動に関与するCCR4を抗原として認識して、標的細胞をADCC(抗体依存性細胞傷害活性)作用で攻撃する抗体医薬である。現在、国内ではCCR4陽性の再発・再燃成人T細胞リンパ腫(ATL=成人T細胞白血病リンパ腫)を対象とした後期第2相臨床試験が行われており、AHSではその第2相試験結果を報告する。 なお、同社は「KW-0761」が米国食品医薬品局(FDA)から、11月2日付で「末梢性T細胞リンパ腫」及び「皮膚T細胞リンパ腫」を適応として、「希少疾病用医薬品」の指定を受けたことを明らかにした。 米国では、希少疾病用医薬品の指定を受けると、7年間の先発権保護が与えられるほか、臨床試験費を負担する米国政府補助金や臨床研究費用の税額控除、FDA申請における医薬品審査手数料の免責及び治験実施計画書の審査支援などが得られる。 |