2001年03月12日
中外製薬、国内5カ所に在宅福祉移送サービスカーを寄贈
17年間で合計91台に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は、創立60周年事業の一環として1985年から毎年、中央共同募金会、全国社会福祉協議会の指導のもと、在宅福祉移送サービスカーを全国各地の高齢者施設やシルバーサービスを提供する団体に寄贈しているが、17年目となる今年も今月中旬から下旬にかけて、全国5カ所に寄贈する予定で準備を進めている。この結果、全都道府県に17年間で合計91台を寄贈することになる。
 最近の高齢化社会に対応するため、全国各地で在宅福祉サービスの必要性が強く求められており、各機関、団体、施設などの努力により各種の福祉サービスが行われているが、これらのサービスが効率的に運営されるためには、家庭とサービス機関を結ぶ移送サービスの充実が不可欠となっている。
 今回の寄贈先は、所沢市社会福祉協議会(埼玉県)、加治川村社会福祉協議会(新潟県)、阿知須町社会福祉協議会(山口県)、鞍手町社会福祉協議会(福岡県)、山江村社会福祉協議会(熊本県)の5カ所。
 中外製薬が寄贈している車両はバンタイプで、前席3名(ドライバー含む)、後部に車イスのままで3名が乗車でき、リフトで車イスの昇降が可能。このほか介護者席として、固定式2席、はね上げ式1席が付いており、8名の乗車定員を搬送できる。