2010年12月01日 |
BASFジャパン発表 新会社「STYROLUTION」設立 |
【カテゴリー】:海外(経営) 【関連企業・団体】:BASF、Ineos |
BASFジャパンは11月30日、独・BASFと英・INEOSが、世界のスチレン市場をリードする合弁会社「STYROLUTION社」を設立し両社のスチレン系事業を統合すると発表した。 両社はSM、PS、ABS、スチレン・ブタジエンブロック共重合体(SBC)とそのブレンド品、さらに他のスチレン系共重合体(SAN、AMSAN、ASA、MABS)など、スチレン系事業を新会社「STYROLUTION」(スタイロルーション)へ統合する。 BASFは2011年1月1日付でスチレン事業を別会社「STYROLUTION」のもとで運営する。 INEOSは折半出資しているスチレン事業会社、INEOS NOVAの残り50%の株式を、NOVA Chemicalsから取得した後、これらの事業を「STYROLUTION」グループへ移管する。 発泡ポリスチレン事業は合弁の対象とせず、両社は従来通り独自路線で同事業展開する。ルートヴィッヒスハーフェンにあるBASFの発泡体生産に使用されるSM/PSプラントは、南京に本拠を置くBASF-YPC社のSM/PS事業(中国)と同様、BASFが継続して運営する。 「STYROLUTION社」の2010年の年間予想売上高は50億ユーロを上回る見込み。 本社はドイツのフランクフルト/マインに置き、株式はBASFとINEOSがそれぞれ50%を保有する予定。BASFは、取引完了後に現金による対価を受領する。これ以外の金銭的な詳細は非公開。 新会社の最高経営責任者(CEO)には、BASFスチレン事業本部プレジデントのロベルト・グアルドニ氏(54歳)、また最高財務責任者(CFO)には、INEOS NOVAの最高財務責任者(CFO)であるクリストフ・デ・ラ・キャンプ氏が就任する予定である。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1291159946.pdf |