2010年12月01日
バイオマスタウン 全国286地区に、新たに青森県黒石市など3市
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議事務局によると、「バイオマスタウン構想」を新たに公表した地区は青森県黒石市、岩手県釜石市、兵庫県養父市の3市で、これにより全国でバイオマスタウン構想を公表する自治体は286地区に達した。

「バイオマスタウン構想」というのは、同じ域内でバイオマスの発生から利用まで効率的なプロセスで結ばれた総合的な利活用システムが構築され、安定的でかつ適正なバイオマス利活用が行われることを目指した市町村等の自治体が作成する構想のことである。関係1府6省(内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)で構成するバイオマス・ニッポン総合戦略推進会議が構想としての基準に合致しているかを検討した後、事務局から公表されている。

政府は、平成14年12月に閣議決定(18年3月に改正)した「バイオマス・ニッポン総合戦略」の目標では、「バイオマスタウンの構想を推進し、2010年に300地区の構想を目標」としている。

しかし現在、政府は量的な拡充よりも質的な向上を重視しており、近く策定する「バイオマス利用推進基本計画」でも質的な面にウエートが置かれるようになっている。

【関連ファイル】
第44回バイオマスタウンの公表
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1291166511.pdf

バイオマス構想公表286地区
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file2_1291166511.pdf