2010年12月01日 | |
昭和電工・市川次期社長、新中計「ペガサス」を発表 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
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昭和電工の次期社長に内定している市川秀夫・取締役常務執行役員は1日の記者会見で、2011年1月から2015年12月まで5カ年の中期経営計画「PEGASUS(ペガサス)」を策定したと発表した。 それによると、まず新たな地球規模の市場ニーズに対応するため「エネルギー・環境」と「情報・電子」の2つの事業ドメインを設定し、基本戦略を「基盤(成長)」事業、「基盤(安定)」事業、「成長(育成)」事業の3つに区分して経営資源を重点的に配分する成長戦略を展開する。 具体的には、「ハードディスク」と「黒鉛電極」を主力事業と位置づけ、積極的な拡大戦略をとる。成長・育成事業には「半導体高純度ガス」「電池材料」「パワー半導体SiC」「耐熱透明フィルム「その他各種新規材料」を置き、拡大・事業化を加速化する。LED事業では新たなビジネ スモデルを構築する。 一方、海外展開では、アジアを中心に成長市場で事業拡大を図るほか、レアアース、高純度アルミ箔、LBP用シリンダーなどの事業拡大を図る。また、事業拡大を加速化するため、M&Aやパートナーシップの積極的な活用を図る。 「ペガサス」の経営目標値は、売上高が2013年に1兆円(2011年計画8800億円)、営業利益800億円(同450億円)、営業利益率8%(同5%)、ROA7%で、2015年のイメージとしてはそれぞれ1兆1000億円、1100億円、10%、10%となっている。 2013年のセグメント別営業利益目標(カッコ内は2011年)は、エレクトロニクス330億円(250億円)、無機230億円(105億円)、石化90億円(50億円)、化学品130億円(70億円)、アルミニウム90億円(70億円)となっている。 2013年までの設備投資額は2200億円、2015年までの研究投資額は1200億円でこのうち基盤・成長分野に60%を投入する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1291178366.pdf |