2010年12月03日
10月の可塑剤実績 DOP、DIDPなどフタル酸系前年比増続く
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会が3日まとめた10月の需給実績によると、フタル酸系、アジピン酸系とも生産・出荷は引き続き前年を上回った。

フタル酸系は主力のDOP、DINPが堅調で、生産は今年2月以来8カ月連続の前年比増。アジピン酸系も年初から5月を除き各月で前年実績を上回った。

だが、業界各社は「昨年の需給が異常だったため、前年比は参考にならない。05−07年当時と比べると、まだ80%程度だ。期待は住宅建設の回復だが、まだ見えない」と話している。

■10月の可塑剤需給実績  単位:トン ( )対前年同月比%

【フタル酸系合計】
◇生産   23,861(113.9)
◇出荷   20.642(104.6)
・国内   19,987(102.9)
・輸出     655(214.1)
・在庫   21,618(110.6)

<DOP>
◇生産   14,937(117.1)
◇出荷   13,020(112.7)
・国内   12,395(109.9)
・輸出     625(226.4)
・在庫   10,620(101.2)

<DBP>
◇生産    123(93.2)
◇出荷    141(91.0)
・国内    141(91.0)
・輸出     0(-)
・在庫    114(54.3)

<DIDP>
◇生産     0(ー)
◇出荷    463(118.1)
・国内    463(118.1)
・輸出     0(ー)
・在庫    942(82.4)

<DINP>
◇生産    8,026(106.3)
◇出荷    6,505(91.8)
・国内    6,505(91.8)
・輸出      0(ー)
・在庫    8,078(125.6)

<その他>
◇生産    775(153.2)
◇出荷    513(95.9)
・国内    483(95.6)
・輸出     30(100.0)
・在庫   1,864(33.7)

【アジピン酸系】
◇生産   1,570(108.7)
◇出荷   1,546(101.3)
・国内   1,530(100.3)
・輸出     16(ー)
・在庫   4,849(101.0)